先祖代々受け継がれてきた農家として伝統を大切に、六代目として兄弟で農業を行っています。時期によって作るものはさまざまですが、主にお米やたまねぎを生産しています。小さい頃から祖父や父の田畑に向き合う背中を見て育ってきました。現在は農家の高齢化が進み若い担い手がいないなど、農家としてこれからの責任があることを感じています。兄弟で農業を続ける大変さもありますが、お互い支え合いながら、日々欠かさず作物のお世話をしています。また、自分たち家族のことだけではなく、白石町やこれからの子どもたちのことを考え、農家の1人として地域の食文化を守るためにも、受け継いできた味と想いが未来に継承されていくことを願っています。
獲れたてのお米は水分量が多いため、一粒一粒ゆっくりと乾燥させて、優しく丁寧に時間をかけて精米します。しろいしもりの御結びは、こまめに精米を行い酸化しないよう鮮度がいいものを使用しています。また、白石町には縫ノ池と呼ばれる池があり、ここのお水でお米を炊くとより美味しく炊き上がると言われています。時間をかけて育てる大切なお米の味をお客様に味わっていただき、しろいしもりを通してお米の生産のことを知っていただけると嬉しいです。